東京電力が2018年12月10日、福島第1原発で原子力事故に伴い発生した高濃度の放射性物質を含む「汚染水」の中でも、トリチウム以外の大部分の放射性核種を取り除くことが出来る「多核種除去設備(ALPS)」で浄化処理した水の貯蔵状況などを掲載する「処理水ポータルサイト」を開設しました。

「処理水ポータルサイト」では、これまで放射線データ公開の取組みの中で東京電力ホームページ内に掲載してきた「処理水」の分析結果や、国の委員会(「多核種除去設備等処理水の取扱いに関する小委員会」)等で説明した内容などを整理し、構内タンクでの処理水の貯蔵状況や性状といった現状、ならびに汚染水処理の経緯などを、図やグラフ、用語解説を交えて紹介されております。

ぜひ一度でも良いのでご覧ください。

http://www.tepco.co.jp/decommission/progress/watertreatment/

多核種除去設備 (ALPS)とは

東芝が開発した汚染水から多種類の放射性物質を除去(セシウム、ストロンチウムをはじめ、約60種類もの放射性物質を検出限界未満まで除去が可能)する装置で、平成25年(2013)4月より、福島第1原子力発電所事故による高濃度汚染水の処理が行われている。