6月26日:新型コロナウイルスの影響で消毒用アルコールが不足する中、注目されている「次亜塩素酸水」について、経済産業省が一定の濃度や条件下であれば、消毒に有効とする検証結果を発表いたしました。
検証は、国立感染症研究所などが行い、有効塩素濃度が0.0035%以上の場合、新型コロナウイルスの感染力が弱まる事が判明したと事です。
5月29日:次亜塩素酸水の関しては、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が公表した中間報告で、有効性や安全性が確認されていないと継続検証の必要性を指摘し、これを受けて文部科学省が、学校などでの児童のいる空間では次亜塩素散水を噴霧しないように通知が行わておりました。
6月11日:次亜塩素酸水の普及を目指す研究者でつくる「次亜塩素酸水溶液普及促進会議(越智文雄代表)」による記者会見が行われ、反論する形で、次亜塩素酸水は新型コロナウイルスに効果がなく、空間噴霧が有害だとするような報道は明らかな誤報と説明し、空間噴霧による付着菌除去の効果は「濃度を抑制して使えば人体に影響はない」と述べ、また、新型コロナウイルスへの有効性を検証中の独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)と同じ方法のよる実証実験の結果、次亜塩素散水により瞬時に不活化したと明らかにし、帯広畜産大の実験でも同様の結果が出たとの見解を発表しておりました。
米国では環境保護庁、及び、疾病対策センター(CDC)では、次亜塩素散水が新型コロナウイルス対策に採用され、中国国家衛生健康委員会でも空気や手肌などの消毒剤として有効と発表されておりました。
今回の、経済産業省の次亜塩素酸水「一定濃度なら効果あり」の検証結果公表は、その経緯を踏まえての発表となりました。
今回の検証では、テーブルの表面などを濃度0.008%以上のものを使って十分にぬらして、20秒以上おいてから、きれいな布で拭き取るような場合だとしております。
手指や空間中のウイルスの消毒目的の使用については、効果や安全性は検証しておらず、推奨しないとしております。
次亜塩素酸水、「空間噴霧は有害」は誤報:「次亜塩素酸水溶液普及促進会議」記者会見
2020年6月11日、次亜塩素酸水の普及を目指す研究者でつくる「次亜塩素酸水溶液普及促進会議(越智文雄代表)」による記者会見が行われました。
次亜塩素酸水の空間噴霧に関して、独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)が5月29日に公表した中間報告で、有効性や安全性が確認されていないと継続検証の必要性を指摘し、これを受けて文部科学省が、学校などでの児童のいる空間では次亜塩素散水を噴霧しないように通知が行わていた。
記者会見で、次亜塩素酸水は新型コロナウイルスに効果がなく、空間噴霧が有害だとするような報道は明らかな誤報と説明し、空間噴霧による付着菌除去の効果は「濃度を抑制して使えば人体に影響はない」と述べました。
また、新型コロナウイルスへの有効性を検証中の独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE)と同じ方法のよる実証実験の結果、次亜塩素散水により瞬時に不活化したと明らかにし、帯広畜産大の実験でも同様の結果が出たとの見解を語った。
米国では環境保護庁、及び、疾病対策センター(CDC)では、次亜塩素散水が新型コロナウイルス対策に採用され、中国国家衛生健康委員会でも空気や手肌などの消毒剤として有効と発表されてとのこと。次亜塩素酸水溶液普及促進会議:公式HP
次亜塩素酸水溶液普及促進会議:記者会見YouTube動画
独立行政法人製品評価技術基盤機構(NITE):公式HP
NITE:新型コロナウイルスを用いた代替消毒候補物資の有効性評価にかかる検証試験の中間結果について(資料)