7日、文化庁文化審査会は、【国連教育・科学・文化機関(ユネスコ)】の無形文化遺産に工匠の技14件を一括して「伝統建築工匠(こうしょう)の技:木造建造物を受け継ぐための伝統技術」として提案すると決めました。

「伝統建築工匠の技: 木造建造物を受け継ぐための伝統技術」が、ユネスコ無形文化遺産に認定されるようになると、日本での木造建造物の建築技術に注目が集まってくるようになり、さらなる伝統技術の伝承が期待されます。

国の選定保存技術である以下14件を、「伝統建築工匠の技: 木造建造物を受け継ぐための伝統技術」として、提案されます。

  • 建造物修理
  • 建造物木工
  • 檜皮葺・杮葺
  • 茅葺
  • 建造物装飾
  • 建造物彩色
  • 建造物漆塗
  • 屋根瓦葺(本瓦葺)
  • 左官(日本壁)
  • 建具製作
  • 畳製作
  • 装潢修理技術
  • 日本産漆生産・精製
  • 縁付金箔製造

2020年の登録を目指し、今月中旬以降、無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議で審議され、3月末に提案書を提出されます。

今後の予定

平成30年2月中旬以降 無形文化遺産保護条約関係省庁連絡会議において審議
平成30年3月末 ユネスコ事務局に提案書を提出

これまでの例から見込まれる予定

平成31年3月末 ユネスコ事務局に提案書を再提出
平成32年10月頃 評価機関による勧告
平成32年11月頃 政府間委員会において審議・決定