今年度(平成31年4月1日)から世田谷区は、区役所本庁舎の電力を水力やバイオマスで作られた100%再生可能エネルギーで賄う取り組みを始め、本庁舎の第1・2・3庁舎で使用しております。

世田谷区はこれまで、国立保育園、児童館、幼稚園に限って、長野県の水力発電所から電力を購入して使っていましたが、庁舎など拡大する事で、区が率先して再生エネルギーを導入し、環境意識の向上につながればと思います。

電力は、水力やバイオマスで作られた電力を電気小売り会社「ゼロワットパワー」から購入、東京ドーム39個分にあたる年間998トンの二酸化炭素の搬出が削減できるとの事です。

  • 導入容量:約220万kWh
  • 導入効果:年間CO2排出削減量は約998(t-CO2)

二酸化炭素の削減規模の例

  • 植物が吸収する二酸化炭素排出量をブナの木に換算すると約90,700本に相当
  • 森林の面積で換算すると約181ha(東京ドーム約39個分)
  • 原油換算にすると約558kl
  • ドラム缶に換算すると約2,790本相当

ただ、料金料金が前年度比2割増になる見通しで、100%再生可能エネルギーのデメリットも起きるようです。

100%再生可能エネルギーが、今後さらなる普及が進み、料金の値下げ・効果が発揮される事を期待するばかりです。