5月15日、東京都でマダニが媒介するウィルス感染症「重症熱性血小坂減少症候群(SFTS)」に、都内在住の50代男性が感染したと発表
感染は平成25年に国が感染症に指定して以降、都内で患者が出たのは初めてで、全国ではこれまでに404人の患者が報告されており、致死率は約20%で、65人の死亡しております。
感染は、旅行中にマダニにかまれたとみられ、発熱や下痢などの症状が出て、意識障害に陥ったとの事です。
マダニは全国に分布しております。
野外作業や農作業、レジャー、草むらに入る場合、お庭の手入れを行う場合には、長袖や長ズボンを着用し、肌の露出を少なくしてください。
また、ペットの猫や犬の発症も確認されております。
散歩帰りには、マダニが付着していなかご注意下さい。
マダニに咬まれないようにご注意下さい。
特にマダニの活動が盛んな春から秋にかけては、マダニに咬まれる危険性が高まります。
草むらや藪など、マダニが多く生息する場所に入る場合には、長袖・長ズボン(シャツの裾はズボンの中に、ズボンの裾は靴下や長靴の中に入れる、または登山用スパッツを着用する)、足を完全に覆う靴(サンダル等は避ける)、帽子、手袋を着用し、首にタオルを巻く等、肌の露出を少なくすることが大事です。
服は、明るい色のもの(マダニを目視で確認しやすい)がお薦めです。
虫除け剤の中には服の上から用いるタイプがあり、補助的な効果があると言われています。また、屋外活動後は入浴し、マダニに咬まれていないか確認して下さい。特に、わきの下、足の付け根、手首、膝の裏、胸の下、頭部(髪の毛の中)などがポイントです。
マダニに咬まれた場合
マダニ類の多くは、ヒトや動物に取り付くと、皮膚にしっかりと口器を突き刺し、長時間(数日から、長いものは10日間以上)吸血しますが、咬まれたことに気がつかない場合も多いと言われています。吸血中のマダニに気が付いた際、無理に引き抜こうとするとマダニの一部が皮膚内に残って化膿したり、マダニの体液を逆流させてしまったりするおそれがあるので、医療機関(皮膚科)で処置(マダニの除去、洗浄など)をしてもらってください。また、マダニに咬まれた後、数週間程度は体調の変化に注意をし、発熱等の症状が認められた場合は医療機関で診察を受けて下さい。
https://www.mhlw.go.jp/file/06-Seisakujouhou-10900000-Kenkoukyoku/000307105.pdf