2020年秋に長野県・小布施町に誕生し反響を呼んでいる重機に特化した遊園地「ライフアミューズメントパークnuovo(ノーボ)」をご存知ですか!?

地元の住職(副住職・林映寿さん)が作ったこの“重機の遊園地「ライフアミューズメントパークnuovo(ノーボ)」は、ショベルカーなどの重機を楽しく操作したり、講習を受けて資格の取得もできたりする珍しい施設です。

施設を作ったきっかけは、2019年の台風19号の影響で千曲川が決壊して、小布施町が被災し大量の土砂が流れこみました。

その際、副住職・林映寿さんもスコップを持って復旧活動を行ったが、直ぐに人間の力の限界を感じ、そこからこの「重機の遊園地」構想が始まったとの事です。

災害ボランティアの方で、重機が扱えるボランティアは数少ないのが現状です。

2019年の台風19号では、約80,000人の災害ボランティアが復旧活動を行いましたが、重機ボランティアは600人程度でした。

また、行政が土砂を撤去できるのは道路など公共の場所のみです。

農地などの私有地はボランティアがいなければ復旧は出来ません。

副住職・林映寿さんはこの現状を変えようと自ら重機の資格を取得し、そして、なんと被災から2カ月で施設をオープンさせたのです。

この施設では、災害時に必要となる重機オペレーターを育成すべく、小型重機の資格講習会を定期的に行っております。

2日間(1日目:学科、2日目:実技)で取得できます。初心者や女性、農家の方等どなた様でも参加する事が出来ます。

詳しくは、ライフアミューズメントパークnuovo(ノーボ)公式HPをご覧ください。

https://egaonowa.net/nuovo/

海外で「重機テーマパークが大人気」

因みに、海外では工事現場で見かけるパワーショベルやブルドーザーなどの大型重機を操れる重機テーマパーク(ラスベガスの「Dig This(ディグ・ディス)」、イギリスの「Diggerland(ディガーランド)」など)が人気となっております。

実際の現場で使われる大型重機だけに迫力も満点

料金は、90分で249ドルと一般的なテーマパークに比べて割高ですが、参加者の9割以上が高評価との事です。

災害大国日本でもこのような施設が増え、特に小さいお子さんが重機に興味をもってもらえればと願うばかりです。