「心のバリアフリー」と言う言葉をご存じですか!?
「心のバリアフリー」とは、
昨今「障がいのある人に対する社会の偏見や差別」、あるいは、「障がいのある人に対する社会の理解不足」といった問題が社会問題になっております。
そんな問題の原因となっているのが「心のバリア」です。
障がいのない人は、障がい者と思われる人が駅で困っているのを見かけても、うまく声をかけられず、戸惑ってしまった、あるいは、見なかった事にしてしまう。
逆に、障がいのある方は、周囲のサポートが必要な状況にも関わらず、自分の障がいの状態をうまく周囲に説明できず、困っていても周囲に助けを求める事が出来ないでいる。
私たちの社会では、障がい者も、健常者も、まだまだ互いに関わった経験がほとんどなく、このために、お互いに関わり方を知らず、いざ、関わらなくてはならないときに、どう接すればよいかわからず、戸惑ってしまい、交流がうまく出来ないという問題が発生しております。
障害がある方へ、と言う事だけではなく、妊婦の方、お子様連れの方、ご年配の方、小さいお子様、外国の方、怪我をされている方、道に迷っている方でも、すべての困っている方に対しても言える事です。
「心のバリアフリー」とはそんな心のバリア(問題)を取り除き、困っている人(障害がある・ないは関係なく)を見かけた時には積極的に声掛け・手助けをする姿勢の事です。
3月29日、東京都がこんな調査結果を発表いたしました。
街中で困っている人に“積極的”に手助けすると答えた人:21%
困っている人を見かけたら“時間があれば”手助けすると答えた人:37%
困っている人を見かけたら“しばらく様子を見る”と答えた人:19%
さらに、
街中や店、交通機関などで「不快な思いをした」事がある人:41%
中でも乳幼児がいる人:48%・障害がある人:46%に上った。
皆さまはこの調査結果を見てどう思われますか?
近年、街中の施設のバリアフリー化は当たり前のようになっております。
しかし、人の「心のバリアフリー」がまったくない状態では、よい社会は築けません。
進学・就職・転職…の皆さま
是非、春と言う新たな門出を「心のバリアフリー」で迎えてみては如何でしょうか。
追記:
「心のバリアフリー」普及にあたり、ぜひ全国統一ロゴマーク・シンボルマークを作ってはと思います。
デザイン力の無い当方には…(悲)