昨今、社会問題となりテレビ等で報道された、AV(アダルトビデオ)への出演強要問題、そして、未成年の少女らによる接客を売りにした「JKビジネス」!!

この問題に政府は緊急対策として、年度初めで生活環境の変化が大きい“4月”を「被害防止月間」と定め、繁華街でのスカウトの取締りや児童への補導、店舗への立ち入りを積極的に実施し、調査体制を強化、また、啓発活動や相談体制の充実を図る事になりました。

今回の決定は当面の緊急対策で、5月中旬に中長期的な対策をまとめるとの事です。

さらに警察と法務省は、関係機関と連携しながら、警察に提供された情報などを踏まえて、AV出演強要被害の問題について、刑法(強姦罪・強要罪)や労働者派遣法などを適用して、厳正な取り締りを推進していくようです。

被害に合わない為に…

街で「モデルやアイドルに興味はありませんか」と勧誘されたら、要注意!!

勧誘された際は、相手の名刺をもらい、名前や事務所名を聞くだけにして下さい。
考える時間を十分に与えられず、その場でしつこく話しかけられる場合は、怪しい事務所の可能性が高いかもしれません。モデルやアイドルのスカウトをきっかけに、アダルトビデオへの出演を強要される場合もあります。

また、個人情報の提供を求められても、気軽に住所・氏名・電話番号・メールアドレス・SNSのアカウント等を教えたり、身分証明書を渡さないで下さい。
後日、脅しの材料にされる危険性があります。
断りきれず、個人情報を知られてしまい、相手から連絡(メール、電話、LINE)がきても返答する必要はありません。

しつこく連絡がきたりして不安になったときは、相談窓口に相談しましょう。

学校の友達・知人の誘いにも要注意

学校の友達や知人から、高収入のアルバイトを紹介された。と言う話もございます。

友達・知人だから、すこし怪しいと思ったが、断ると気まずくなるし、友達だからそんな変なことはしないと思いアルバイトとして登録!! 

なんて、事例もございます。

確かに、友人・知人からの勧誘の場合、断りにくかったり、信頼してしまいがちですが、自分が少しでも不安に思うことや、イヤだと思うことは断るしか有りません。

自分の人生を棒に振らない為に、勇気ある決断をして下さい。

今からでも遅くありません。

勧誘され、書面にサインしてしまった。
実際に出演してしまった。

なんて場合でも遅くありません。

出演を断ると「ペナルティが発生する」「違約金を払え」と言われても、違約金を払わなくてもよい場合がございます。

※違約金を支払わなくてもよいとされた裁判例もあります。

また、未成年(20歳未満)の契約は保護者の同意のない場合は原則取り消すことが出来ます。
その場合、出演したり、違約金を支払う義務はなくなります。

撮影された性的な行為等の画像がインターネット上で出回ってしまっている場合でも専門機関や団体の支援により削除できる場合があります。

早めの対応が効果的と言われています。出演を強要されたり、違約金の支払いを求められた場合でも、泣き寝入りせず、必ず相談して下さい。

内閣府男女共同参画局HP:被害相談窓口

http://www.gender.go.jp/policy/no_violence/avjk/consultation.html