皆様、「ターニケット」をご存知でしょうか。

ターニケットとは

四肢止血帯のことで、事故や災害等で手足の太い血管が損傷した場合に止血する止血帯です。

近年、社会では、小学校での銃乱射事件やボストンマラソンで大きな爆発等によるテロがあり、負傷者に対するターニケットを使用した一般市民における止血法の普及の必要性が認識されるようになりました。

日本ではこれから、ラグビーワールドカップ 2019 や東京 2020 オリンピック・パラリンピック競技大会などの大規模な国際的イベントの開催を控えている中、テロリズムや災害が発生した際の手当の一環としてターニケットが有効と考えられております。

また、日本赤十字社でも、平成31年度の教本改訂に組み込まれる予定になっております。

ターニケットの使用法(一例の使用方法)

    1. 出血部から5~8㎝・中枢側にバンドを巻く。
      肌に直接巻くのが原則だが、困難な場合には、衣服との間に固形物がないことを確認の上、衣服の上から装着する。

    1. バンドをしっかりと引き、ベルクロで固定する。
      バンドと肌の間に指先が3本差し込めないようにしっかりと締める。緩い場合には、もう一度締めなおす。

    1. 出血が止まるまで巻き上げロッドを回す。

    1. ロッドクリップでロックする。出血が持続する場合は、さらにバンドを強く締める。それでも出血が持続する場合には、2本目の止血帯を1本目よりさらに中枢側に並べて装着する。

    1. 巻き上げロッドとバンドをタイムストラップで固定し、装着した時間を記録する。

学校・会社でもぜひ、救急キットのアイテムとしてご検討しては如何でしょうか?

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