次亜塩素酸は濃度が高すぎると取り扱いに注意が必要で、空間除菌での使用に懸念が出ておりますが、低い濃度で安全に使用出来る空間除菌商品も市販されております。

次亜塩素酸 空間除菌脱臭機(ジアイーノ)

詳しくは、パナソニック株式会社HPをご覧下さい。

https://panasonic.jp/ziaino/

次亜塩素酸ジアニスト高濃度500ppm

詳しくは、エスエーシーラボ株式会社HPをご覧下さい。

次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違い…仕組み・注意点

新型コロナウイルス拡大に伴い、消毒液に注目が集まっています。

アルコール除菌液だけなく、いままであまり注目されてこなかった次亜塩素酸ナトリウムや次亜塩素酸水も消毒液として注目されるようになりました。

しかし、次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水はよく似た名前でもまったくの別物です。

次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違い…仕組み・注意点につきまして、簡単ではございますが解説いたします。

その違いは、成分・性質、pH「ペーハー」…

次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の違いとは

まず、一番の違いは、、成分・性質、pH「ペーハー」です。

次亜塩素酸ナトリウム:アルカリ性
次亜塩素酸水:酸性

 次亜塩素酸ナトリウム  次亜塩素酸水
 PH  アルカリ性  酸性
殺菌力  〇  ◎
長期保存  〇(安定)  ×(不安定)

そもそも次亜塩素酸とは

特性

次亜塩素酸は、強い酸化力があり、物質自体がとても不安定な状態にあります。その不安定な状態の物資である次亜塩素酸は、菌やウイルスや臭いの元となる物質があるとその物質と反応し、安定した別の物質になろうとします。
その物質の反応(不安定から安定へ)により、菌やウイルスや臭いの元となる物質を破壊する特性があるのが、次亜塩素酸です。

欠点

次亜塩素酸はその物自体はとても不安定なため、作った時点から分解が始まってしまいます。
その分解を遅くするために、水に溶かすなどの方法がとられています。
特に水酸化ナトリウムを加える事でより安定した状態にすることが可能になります。
次亜塩素酸に水のみを加えたものが、次亜塩素酸水で、さほど安定していない状態の液体となります。
次亜塩素酸に水と水酸化ナトリウムを加えたものが、次亜塩素酸ナトリウムで、より安定した状態の液体の為、一般にハイター・ブリーチなどの商品として市販している液体です。

次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の殺菌力の違い

簡単に申し上げれば、次亜塩素酸水の方が殺菌力があります。
その違いは約80倍と言われております。
※希釈の方法により殺菌力は変わります。

次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の欠点

次亜塩素酸水は、次亜塩素酸に水のみを加えたものであるため、不安定な状態にあり、長期保存が出来ません。
次亜塩素酸ナトリウムは、水と水酸化ナトリウムが加えられている為、安定的ですが、その分、殺菌力が落ちてしまいます。

次亜塩素酸水の使用に関する注意喚起

次亜塩素酸水は品薄のアルコール消毒液の代替品として、一部の学校で感染者が出た際などに噴霧器で散布されておりますが、2020年6月4日、文部科学省が消毒を目的とした次亜塩素酸水の噴霧について、特に児童がいる空間では使用しないよう注意喚起しております。
また、WHO(世界保健機関)も「人体に噴霧することは推奨しない」と声明を出しております。

次亜塩素酸ナトリウムと次亜塩素酸水の注意点

  • どちらも飲み物ではございません。
  • どちらも人体には使用しない。
  • どちらも人がいる空間の除菌を目的に使用しない。
  • どちらも使用時には換気・手袋・マスク・ゴーグルをする。
  • どちらも保管する際は、不透明のボトル(遮光タイプ)を使用し、紫外線が当たらない冷暗所で保管する。
  • どちらも新型コロナウイルスに有効か検証試験がされておりますが、その有効性については、現在のところ確認されていません。
  • どちらも使用量・濃度によりますが、金属など劣化する可能性があります。