2023年5月30日、東京・新宿区の交差点付近で電動アシスト自転車が爆発炎上する事故が発生しました。
警視庁によると、出火したのは電動アシスト自転車のサドル付近にあったバッテリーで、持ち主の女性によると、「自転車に乗っていたら煙が出てきて、危ないぞと思って歩道に自転車を止めたところ、バッテリーが爆発した」とのことで、火が出る前に自転車から離れていて、けがはなかったようです。
バッテリーが突然爆発炎上した理由として、バッテリーはメーカー純正のものではなく、通販で買った中国製の非純正バッテリーで、持ち主曰く、不具合による出火の可能性を認識しながら使用していたようです。
自転車のバッテリーの交換時期:約3~4年が目安
バッテリー(モバイルバッテリーなど)の爆発事故は、近年多く発生しております。
バッテリー発火などによる事故件数(NITE):2017年/8件・2021年/30件
安いからと言ってメーカー純正のバッテリーを使用せず、ネット購入品を使用する方が多いようです。
そのバッテリーにより、爆発、自宅が炎上・車が炎上・爆発炎上によるケガが発生しております。
- 事例:電車に乗っているときにモバイルバッテリーが急に熱くなり、突然火を噴いて車内や駅構内でボヤ騒ぎが起きた。
- 事例:就寝中に住宅用火災警報器の鳴動音に気付き、居室内を確認したところ、コードレス掃除機に使用していた非純正品バッテリーの基板が発熱し出火した。
- 事例:ズボンのポケットにモバイルバッテリーを入れた状態で転倒し、外部からの衝撃により内部ショートが生じ、異常発熱が起き、やけどをした。
無論、純正バッテリーでも
- 強い衝撃や圧力をかけたり(かばんの中に入れて他の物と激しくぶつかるのも避けてほしい)
- スマホをバッテリーに繋げたまま長時間使用するなど放熱を妨げる使い方をした場合
には、爆発炎上する事もございます。
バッテリーが熱くなったり、異臭がする、膨らむといった異変が起きた場合
には、絶対に使用しないようにしてください。
バッテリーを購入する際には、電気製品の安全基準をクリアした印「PSEマーク」があることも確認するようにしてください。
※注意:「PSEマーク」を偽造している海外メーカーもあるようです。十分ご注意ください。