5月8日、全国25の観測地点で気温30度以上の真夏日となりました。

まだ、5月なのにこの気温!!8月になったら…

と考えるだけで恐ろしいです。

そんな時に注意しなければならないのが“熱中症”です。

“熱中症”対策に【経口補水液】を…と言うお話です。

そもそも【経口補水液】とは、食塩とブドウ糖を混合し水に溶かしたもので、これを飲む事で効率良く小腸に水分吸収される為、主に下痢、嘔吐、発熱等による脱水症状の治療に適していると言われているものです。

この【経口補水液】、みなさんは飲んだ事ございます。

はっきり言って「まずい」そんな飲み物です。

しかし、その「まずい」飲み物ですが、「うまい」と感じる事があるんです。

ご存知ですか?

それは、脱水症状になりかけている時、または、脱水症状になっている時なんです。

私はまだ経験がございませんが、建築現場の作業員の方には経験者がいらっしゃるようです。

この事を知ったのは、某建築組合での【熱中症予防のための教育】講習に出席した時でした。

作業中に【経口補水液】を携帯し、作業の合間に少しずつ飲み、「まずい」から「うまい」に味が変化した時には、すぐに作業を中止し、休憩をとるようにと言う事でした。

そうか、そんな使い方があったのかと「目からウロコ」のこの豆知識!!

以前から、【経口補水液】は「脱水症状の治療に適している」とは言われておりましたが、あの「まずさ」にはどうしてもなれませんでしたが、「まずくて当たり前」「うまいは危険のサイン」を知ってからは、長時間の作業の時には常に携帯するようにし、“ちびちび”飲むようにしております。

皆様も【経口補水液】を“ちびちび”飲んで、熱中症予防にご活用下さい。

「うまくなったら、すぐ休憩」をお忘れなく。

ちなみに…

【スポーツドリンク】と【経口補水液】の違いは、【スポーツドリンク】は【経口補水液】よりも電解質濃度が低く、大量の“糖分”が含まれており、通常の水分・電解質補給であれば【スポーツドリンク】でも充分ですが、下痢や嘔吐、発熱、激しい発汗、経口摂取不足で脱水状態になりやすくなっている時や、脱水状態になってしまった時には【経口補水液】が適しているとの事です。

で、さらに…

【スポーツドリンク】の“飲みすぎ”もご注意ください。
スポーツドリンクの目的は、水分補給だけでなく、エネルギー補給と言う目的もあります。
その為、大量の“糖分”が含まれており、その“糖分”をエネルギーに変換するのですが、変換する際には、“糖分”同様に大量の“ビタミンB1”が必要になります。
“ビタミンB1”が足りないと、水分補給のつもりが、逆に“ビタミンB1”の欠乏を引き起こしてしまうのです。
“ビタミンB1”が不足すると、エネルギーを体内で作りにくい状態になり、そうなると“イライラしたり”“手足がしびれたり”“体がだるくなったり”などの症状が出るとの事で、いわゆる“夏バテ”の症状になります。
お気をつけ下さい。