近年、Amazonでの配達員によるトラブルが急増しております。
Amazonの社員でもなく、配送業者の配達員でもない、個人事業でのフリーの配達員が荷物を配達する時代です。
また、新型コロナウイルス感染拡大にともなう「非対面」が、さらに置き配を当たり前のサービスとしております。
その結果、一部の配達員による、荷物を投げるように玄関先へ置き配が発生しております。
「放り投げ配達」が問題となる背景には、配達員への「待遇の悪さ」が影響していたこともあり、配達時間帯見直し、昼食時間の確保など待遇改善がされてきております。
しかし、一部の配送業者での待遇改善は、個人事業の配達員には適用されておりません。
個人事業者はあくまでも、個人で自由に、自己責任でが原則です。
無論、待遇が悪くとも、気配りの感じられる配達をしてくれる人も存在するわけで、そうなると結局は配達員個々人の問題であり、そこで重要となってくるのは、やはり配達員への教育ではないかという意見もあります。
そんな状況化で「精密機器」を購入するリスクも高まっております。
「精密機器」は外見上、破損がなくとも「その後」の故障トラブルにつながります。
軽視できない問題となっております。
また、食品においても、全く気にされず置き配が行われることもあると言います。
配送業者でも起きている配送トラブル
2016年に、佐川急便の正社員配達員が荷物を投げつけるトラブルが発生しております。
アルバイトでもなく、配送委託個人事業者でもない、正社員による配送トラブル!!
置き配時代到来
近年、殊に利用する機会が増えてきている置き配サービス。
株式会社ナスタが行った実態調査によると、「置き配」利用者は、2019年では、26.8%だったのが、2021年2月の調査では47.2%と20ポイント以上の増加となっていたとの事でした。
「置き配」は、昨今、問題視されているいわゆる「再配達問題」の解消も見込まれるため、ドライバー不足に喘ぐ物流業界にとっては早急に進めたいサービスとなっております。
また、環境面でも国土交通省によると、再配達で発生する二酸化炭素は年間42万トンにものぼるといい、エコの視点からも「置き配」は、その浸透が急がれている状況となっております。
利用者にとっても、配達されるタイミングに在宅する必要がないなどのメリットがある置き配サービスですが、そのいっぽうで近年よくネット掲示板等で見られるのが「勝手に置き配をされた」という声です。
最近では、配達時に顧客宅マンションのオートロックを一時的に解除できるシステムが、一部のマンションに導入されるなど、置き配サービス普及への環境は着々と整っている状況です。
しかし、昨今問題となっている、一部の配達員による悪質な「放り投げ配達」が、「置き配」への不信やアレルギーとなって大きな社会問題になる事が懸念されます。
AmazonFLEX:アマゾンフレックス
ご存知でしたか!?配達方法の初期設定が「玄関への置き配」
現在、Amazonでは、一部の地域を対象として置き配を標準の配達方法とする取組を実施中です。
つまり、「置き配」が基本のサービスとなっております。
注文確定を行う前に「置き配を指定しない」を選択し、対面での受取りとして注文する必要があります。
ちなみに、Amazonでは「万が一、盗難やトラブルが発生した際は、Amazonへ連絡すると、交換、または返金にて保証」してくれるとの事です。
置き配は、海外では当たり前で、配達員の負担を減らす目的もあり、今後、当たり前になっていきます。
対面が当たり前、再配達が当たり前のサービスは、昔の話しです。
もし、トラブルが気になる方は、簡易的な防犯カメラを設置してみて下さい。
防犯カメラは、置き引き対策にもなります。
また、配達方法が気になる方は、Amazonへ事前に「放り投げ配達」だけ止めてもらうように事前にお伝えしとくのも良いかと思います。